綺麗事みたいな話だけど

 

大学もオンライン授業。ステイホーーーーーム中で暇ですし、ちょっと思い出話でも。笑

 

高校3年生の終わり頃、人生で初めてアルバイトしました。近所のドラックストアで品出しとレジ打ちをするっていうアルバイトの定番ってかんじの仕事内容でした。が、、、

 

私、本当に要領が悪くて悪くてとんでもないやつだったと思います。笑

特にレジ打ちへの苦手意識がハンパじゃなかった。というかまず、人様のお金に触れるとことがめちゃくちゃ怖かった!だって責任重大じゃん人のお金だよ?!笑

 

そして、私が住んでるところ、はっきり言っちゃうとあんまり治安がいいとは言えないようなところで、結構きつい態度で接してくるお客さんとかが多くて。正直めちゃくちゃしんどかった_(┐「ε:)_

 

そういうわけで、もう泣きたい😭😭😭辛い😭😭😭って思いながらバイトに行ってたんだけど、不思議と実際には涙は出てきませんでしたね、、、

というのも、まあまず第一に仕事ができない自分が悪いという自覚があったし。そして仕事中に泣くなんてありえない!という理性が高校生ながらに働いてブレーキがかかっていたからだと思います。

 

 

そんなある時、私がいつものようにレジで鈍臭さを発揮してあせあせあわあわテンパってレジ打ってたら、お客さんのおばあちゃんがニコニコしながら私にこう声をかけてくれました。

「あら、新人さん?いいのよ、ゆっくりやれば!焦らないでいいんだからね。大丈夫よ」

 

私、もう大号泣。

 

それまでどんなに嫌な態度取られても、辛いと思うことがあっても絶対に泣かなかったのに、たった一言、おばあちゃんに優しい言葉をかけてもらっただけで、糸がぷつりと切れたみたいに涙が止まらなくなって、、、いやー不思議ですよね。『北風と太陽』ってまさにこういうことなんですかね?

 

 

なんだか綺麗事みたいだなって思われるかもしれませんが、やっぱり優しさが一番、人の心を動かすんだなって、実感として思います。きっと、あのおばあちゃんも誰かに優しくしてもらったことがあるんだろうなぁ。だから優しさを知っている。知っていればまた他の誰かに優しくすることができる。(子どもに「人に優しくしなさい」と教える大人は多いと思うけど、それは言葉で教えるより実際に優しく接してあげる他ないんでしょうね、、、)

 

日々生活の中で、つい余裕がなくなってしまう時もありますが、こういう気持ちを忘れずにいたいなあと思います。